キャベツがかかりやすい病気4種ー予防と対策方法

野菜作りをしていると、よくある悩みの1つが野菜の病気です。どうすれば病気を防いで丈夫で美味しい野菜を作れるのでしょうか。キャベツにもかかりやすい病気があるので、予防法と、病気にかかったときの対処法を知っておくことは大切です。病気は大きく分けると2つの原因で起こります。1つはカビ、もう1つはウイルスや細菌が原因で起こる病気です。病気の原因が分かると、予防方法も分かります。

 

病気1・根こぶ病

根こぶ病の原因は土壌の菌が原因です。アブラナ科特有の病気で、根こぶ線虫と似ていますが、全く違う病気です。酸性の土壌で発生しやすいので、苦土石灰を散布して土壌pHを高くして予防しましょう。根こぶ病にかかったら、すぐに株を抜いて畑の外に持ち出して処分してください。連作を避け、キャベツを植えた後は2、3年アブラナ科の野菜を植えるのは避けてください。

 

病気2・萎黄(いおう)病

おもにカビ(糸状菌)が原因で起こる病気です。気温が高い時期に極端に土壌の湿度が高いか、乾燥しすぎているときに発生します。また酸性土壌で発生しやすいので、苦土石灰や石灰質の肥料を散布して土壌を中性からアルカリ性にしましょう。プランンターで発生した場合は、土を処分して入れ替えてください。

 

病気3・べと病

カビ(糸状菌)が原因となる病気です。名前の通り葉がべとべとになって枯れます。降雨による泥はねで感染する確率が高いので、マルチシートを敷いて跳ね返りを防ぎましょう。初期に発見すれば、病気にかかった葉をすべて取り除くだけでもOKですが、株全体に広がったら畑の外に持ち出して処分しましょう。

 

病気4・軟腐病

細菌が原因で発生します。害虫につけられた傷口などから菌が侵入するので、飛来ネットなどで害虫がつかないようにしましょう。薬剤が効きにくい病気なので、見つけたらすぐに抜いて畑の外で処分してください。窒素の多い肥料を使用すると発生しやすくなるので注意してください。

文書名:「キャベツ」
著者・発行者: 株式会社マイナビ
URL: https://agri.mynavi.jp/2018_11_01_46343/
著者・発行者: 株式会社ニッポー
URL: https://shisetsuengei.com/news-column/pest-counterplan/pest-counterplan-057/
著者・発行者: アグリコネクト株式会社
URL: https://agripick.com/1834
著者・発行者: フマキラー株式会社
URL: https://fumakilla.jp/foryourlife/414/#:~:text=%E3%81%B9%E3%81%A8%E7%97%85%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E4%BF%97%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%B3%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%82%8B,%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
著者・発行者: 住友化学園芸株式会社
URL: https://www.sc-engei.co.jp/resolution/pestanddisease/photolist/details/1296.html?showtab=2