白菜にある黒い点は何?害虫と関係が?

白菜につく害虫とは

野菜を栽培する時には害虫対策が非常に重要となります。これは白菜を育てる場合も同様ですから、害虫の種類と、その対策方法を知っておくのは賢明です。白菜につく害虫には、アオムシ(モンシロチョウの幼虫)、アブラムシ、コナガ、ダイコンハムシ、ヨトウムシの5種類がいます。どの害虫も春から初夏の時期、および夏の終わりから秋にかけて大量発生するので十分注意しておきましょう。アオムシは主に葉の裏につき、葉を食べます。放っておくと株全体も食べられてしまうので見つけたら早めに駆除することが大切です。アブラムシはカメムシの仲間でとても小さいものの、大量発生すると容易に見つけられます。アブラムシは葉の汁を吸ってウイルスを媒介する害虫です。一方、コナガは蛾の幼虫で、葉の表皮を薄く食べるので、この虫が付くと葉が白く見えるようになります。大量発生すると内部まで被害が及び、収量が減るので早めの対策が肝心です。ダイコンハムシはコガネムシやテントウムシの仲間で、葉を食べます。葉脈だけを残して食べ尽くしてしまうので、早期に駆除しなければなりません。ヨトウムシは、短期間で葉を食べ尽くしてしまうので薬剤散布で駆除していきます。

白菜の葉にある黒い点は害虫と関係が?

白菜の葉に黒い点があるのを見たことがある人は多いでしょう。虫が付いている、あるいは虫がいた痕跡と考えている人は少なくありません。とはいえ、この白菜の葉にある黒い点は、害虫とは全く関係ないので安心してください。白菜には水分が多くあり、カリウムやカルシウムといったミネラルが豊富に含まれています。黒い点は、それらの成分が蓄積してできたものなのです。ですから、黒い点がついている葉を捨てる必要はなく、体に害を及ぼすリスクもないので、食べてもまったく問題はありません。ただし、黒い点が出ている白菜は、水分を多く含んでおり、あまり長持ちしないのでなるべく早く食べるようにしましょう。

文書名:「白菜」
著者・発行者: 株式会社トラストリッジ
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