レタス農家の暮らしについて

レタス農家の一日

レタス農家はとにかく朝が早いというのが特徴です。レタスの産地として全国的に有名な長野県の川上村は、8月に収穫の最盛期を迎えます。この時期は、朝の3時から収穫がスタートします。朝と言うよりも夜明け前なのでまだ深夜と言えるでしょう。それほど早い時間から収穫を始めないと、夏の強い日差しを浴びてレタスが傷んでしまうのです。レタスを収穫する時は、包丁を使って根元を切っていきます。ただし、包丁の鉄分が触れると酸化して芯の部分が赤く変色するので、収穫にはステンレス製の包丁を使います。レタスの根元を切るとそこから白い汁が出てきます。この液体も水をかけて洗い流さないとすぐに変色してしまうため注意が必要です。収穫が済んで根元に水をかける作業が終わったら出荷用の箱やコンテナに詰め、トラクターに運び込みます。運び込みの作業はかなり長いので、途中いったん休憩することもあります。作業が終わるのは朝の7時くらいなので、計4時間ほど働いたことになります。レタス農家は、レタス以外の野菜も栽培しているケースがほとんどです。ですから、レタスの出荷が完了した後は別の野菜の収穫を行ったり、定植作業を行ったりします。その他に、畑の雑草取りも行うので、基本的には夕方までずっと農作業を行ことになります。日暮れと共に夕食を摂り、翌朝に備えて早めに就寝するのがレタス農家の一日です。

レタス農家の収入は?

レタス農家の収入はかなり個人差があります。年収が1000万円を超える人もいます。とはいえ、平均的な年収は150万円くらいから640万円くらいです。先述の通り、大抵のレタス農家はレタスだけでなく他の作物も栽培しています。また、レタスの収穫がない時は他の仕事をしたり、アルバイトに行ったりする人も珍しくありません。レタス農家は総労働時間が短いので時給に換算するとかなり高額になるというメリットがあります。また、市場の取引価格が安定しているので利益を上げやすい野菜と言われています。そのため、農家をするならレタスにしようかと考えている人は少なくありません。

文書名:「レタス」
著者・発行者: 株式会社アグリメディア
URL: https://www.agri-navi.com/basic/44/3822
著者・発行者: 料理BANK
URL: https://kyuryobank.com/nogyo/lettucefarmer.html
著者・発行者: 株式会社Life Lab
URL: https://www.sangyo.net/contents/report/report03.html