レタスの種まきから定植までの方法とは

レタスはいつ栽培すると良いか

シャキシャキしたみずみずしいレタスが特に多く消費される時期は夏場です。とはいえ、基本的にレタスは一年中出回っています。真夏の暑い時期にレタスが収穫できるのは長野県でも高地で涼しいところと限定されます。というのも、レタスは15℃から20℃といった涼しいところを好むため、春か秋がレタスの生育に合っているのです。レタスを家庭菜園で作りたいと考えているなら、種まきは夏と秋に行い、秋から春にかけて収穫を行うと良いでしょう。レタスの品種によっては暑い時期に花芽が付いてしまうと葉が成長しなくなることがありますので、種まきの時期を守るようにしてください。

レタスの発芽が難関

レタス栽培で難しいと言われているのが発芽です。レタスが発芽するのに最適な気温は15℃から22℃となっており、25℃以上になると休眠してしまいます。そのため、暑い時に種まきをすると、芽が出て来ません。そうならないように、室内で発芽させてから植えると失敗が少なくなります。発芽させる方法としては、キッチンペーパーに水を含ませ、そこにレタスの種を広げます。その上に湿らせたキッチンペーパーをかぶせ、タッパーなど食品保存用の容器に入れて、エアコンの効いた涼しい部屋に置いておきましょう。約1日で根が出てくるので、それを土が入った箱などに移せば完了です。

定植のタイミングは

定植する前に土壌を作っておきます。レタスの土壌は、ph値が6から6.5前後の中性が良いとされています。ですから、植え付ける1ヶ月ほど前に堆肥と石灰を混ぜておきましょう。植え付けの数日前には化成肥料を加えて畝を作ります。畝の幅は50cmくらいにしておきましょう。レタスの根はあまり深く張らないのでそれほど高く盛り上げなくても良いです。定植するタイミングは本葉が3~4枚になったタイミングと覚えておきましょう。苗には定植前に十分な水を与え、あまり深く植えないようにします。暑い時期には苗を夜の涼しい時間帯に植えるのがおすすめです。春先に定植する場合は、「トンネル」をかけて寒さから守るようにすると良いでしょう。

文書名:「レタス」
著者・発行者: 株式会社マイナビ
URL: https://agri.mynavi.jp/2019_09_04_86724/