【耕種農業】花は好きですか?花きという仕事とそのやりがいについて

耕種農業~花きという仕事

キレイな花を作ってみませんか?この一言で心を動かされる人もいるのではないでしょうか。日本には美しい四季があり、あらゆる花には旬があります。花屋さんには四季おりおりの花が並んでいて、お客さんはその花を家に飾る事で季節を感じる楽しみを得られます。そうした季節の需要に合わせて花を咲かせ、出荷して流通させることが「花き」生産者の仕事です。

農業と一口で言っても、大きく分けて耕種農業と畜産、アグリビジネスの3つに分けられますが、花きは耕種農業の一つです。切り花、鉢物、球根、花壇用苗物の4つの種類に分けられますますが、特に花きはその品質次第で値段が変わる、繊細な商品を生産する仕事です。花き業界はお客さんの好みに応える品質を保つために、地道な努力を行っています。そして、この世には存在していなかった青いバラを生み出すなど、新しい品種を作り出すような育種にも取り組んでいる先進的な業界でもあります。これまでの伝統を守りながら、最先端のテクノロジーも担っているのが花き生産者という仕事です。

 

花き生産者の実際の仕事内容

実際の仕事内容は、まず毎日の水やりが基本ですが、ただ水をやればいいというわけではありません。多すぎても少なすぎても花を傷めてしまうので、その時に適量な水を与えられる技術と経験が必要です。

鉢物の場合は、花きの成長に合わせて苗を大きなポットに植え替える作業が必須です。そうして大切に育てた花きにラベルを添えて、トレイに入れて出荷します。

切り花ではさらに余分な葉やつぼみを摘んで形を整える繊細な作業を行います。そして、最先端のバイオ技術によって品種改良して育種をし、今までにない色や形の花を作り出します。

このように、花きの仕事は毎日が繊細な作業を続ける大変な仕事ですが、キレイな花が咲いた時の、それをお客さんが喜んでくれた時の喜びは全ての努力が報われたという大きな達成感に変わります。仕事にのめりこむほど、花の成長が子供の成長のようにも感じられるという、とてもやりがいのある仕事です。

文書名:「農家になろう」
著者・発行者: 株式会社Life Lab
URL: https://www.sangyo.net/contents/industry/floriculture.html
     https://www.sangyo.net/contents/myagri/agricultural-jobs.html