耕種農業の仕事内容とは?稲作はコメを作る大切な仕事

1. 耕種農業の仕事とは?

耕種農業とは、田んぼや畑を耕し作物を育てる農業の仕事です。育てる対象の農作物は、穀物や野菜、果物、豆類、花など幅広く作物ごとにも分類されています。耕種農業の代表的な稲作は、日本人の主食である米を育てる農業の仕事です。主に水田稲作が主流ですが、畑で育てる陸稲という種類の稲もあります。日本では稲が900種類以上あると言われており、中でも代表的な品種はコシヒカリやササニシキです。日本各地の気候や品種改良により、毎年新しい品種が多く見られ、美味しい米をつくるためには苗作りから水田の管理、地域や季節に合わせた土のケアが必要になります。また、現在ではインターネットから直接米を購入することができ、さまざまな品種でのブランド化が増加しています。

2.具体的な稲作の仕事

まず稲作の仕事で大切なことは、丈夫で健康な苗を育てることです。土をまいた専用の箱の中で苗を育て始め、気温や湿度の調整が大切になります。田植えができる苗になるまで、およそ1ヶ月程度かかるため田植え時期から逆算し、準備を始める必要があるでしょう。田植え作業の前に田んぼを耕し、苗づくりで育てた苗を植えつけます。植える深さや間隔に注意して植える必要がありますが、田植え機の普及により精度が高くなっているため、効率化が期待できるでしょう。田植え後は、苗が根につくまで水田の管理が重要です。苗の発育を促すために気候や気温に合わせた水田の水の調整を行います。稲が成長したら、いよいよ稲刈りです。稲刈りのタイミングが遅れてしまうと、米が割れたり色艶が悪くなるため、稲を刈る時期の選定も重要なポイントになるでしょう。稲作は土づくりから米を収穫するまで1年を通して作業があり、収穫後は田んぼの土のケアなど必要です。そのため、地域や規模にもよりますが、冬の間は比較的休みを取りやすいです。苗を育て始めるところから収穫までの期間は簡単ではありませんが、自身が作った米を評価される時はやりがいに感じる仕事でしょう。

文書名:「農家になろう」
著者・発行者: 株式会社Life Lab
URL: https://www.sangyo.net/contents/industry/rice_farming.html
著者・発行者: 株式会社マイナビ
URL: https://agri.mynavi.jp/2020_03_19_113058/#toc-4