レタスがかかりやすい病気
レタスは比較的栽培が簡単だと言われています。とはいえ、栽培を成功させるためには病気や害虫に注意することが必要です。レタスがかかりやすい病気としては「軟腐病」「腐敗病」「べと病」「すそ枯病」などがあります。軟腐病は、独特なニオイを放ちながら葉が茶色く溶ける病気です。これは他のレタスに伝染してしまうので、見つけたらすぐに処分しましょう。腐敗病は霜の害で発生するので、霜対策を行うことで対策が可能です。べと病は外葉の表面に病斑ができ、裏には粉状のカビができます。これは風通しを良くして多湿を避けることでリスクを下げることにつながります。すそ枯病は降雨による泥はねで起こるもので、外葉の葉先から萎れて枯れてしまいます。これを予防するには、畝を高くするなどの工夫が必要です。
こんな害虫には気をつけよう
レタスにつく害虫は、「アブラムシ」「ヨトウガ」「タバコガ」の3種類です。アブラムシはレタスの汁を吸い、病気を媒介します。これによってレタスが枯れてしまうことはないものの、葉にアブラムシがびっしり付いていると売り物にはなりません。また、アブラムシは水で洗っただけでは簡単に落ちないのでとても苦労します。ヨトウガとタバコガはとても食欲旺盛で、レタスの葉をどんどん食べてしまうため、あっという間に葉が無くなってしまうこともあります。玉レタスは、外葉を食べられてしまうと結球しなくなるので注意しましょう。害虫の駆除は殺虫剤が効果的です。とはいえ、薬剤散布を避けたいという人は、オーガニック成分で作られた薬剤を使うと良いでしょう。これらの害虫は、レタスの生育初期につきやすいので、よく注意を払って予防することが大切です。畑で害虫を予防するためには、防虫ネットをかけると良いでしょう。せっかく植えたレタスが病気や害虫で枯れてしまい、食べられなくなるのは辛いものです。ですから、早めに予防して、虫を見つけたら即座に駆除することが大切です。
文書名:「レタス」
著者・発行者: あおみね
URL: https://botanicaljapan.com/3130.html
著者・発行者: 株式会社アグリメディア
URL: https://agri.mynavi.jp/2019_09_04_86724/