2020年に入って世界中で蔓延したコロナウイルスは、いまだに収束する兆しをみせていません。小さなお子さんのいる親御さんは特に気にされていると思われますが、食材にウイルスが付着しているのではないかという懸念を払しょくするのは容易ではありません。特に生で食すことが多いレタスを食卓にのせる時に、どのようなことに注意すれば安全に食べられるのかは関心のあるところでしょう。
レタスからコロナウイルスに感染する？
過去のウイルスの経験から、ウイルスは伝染する時に、増殖するための宿主である生き物を介することが必要で、レタスなどの食品の表面では増殖することが難しいことが分かっています。つまり、ウイルスが食品を介して人に感染する可能性は低く、コロナウイルスも例外ではないということが現在の定説です。万が一のためにと、食品用消毒剤の使用を勧めるセオリーもありますが、実際のところ、コロナウイルスの殺菌に効果があるかどうかという検証はなされておらず、信ぴょう性が高いとは言い切れません。
おすすめのレタスの洗い方
そこで、特にコロナウイルスは意識せず、効果的にレタスを洗えれば十分というのが親御さんへのアドバイスです。レタスは表面積が大きいため、コロナウイルスに限らず、他の野菜と比較しても、重さ当たりの菌の数は多い方です。反面、表面に凹凸がなくツルツルしているので、こすらなくても洗えます。
最も効果的な洗い方は50度のお湯で洗う方法であり、全く洗っていないレタスに菌が付いた状態を100％とすると、0.3％まで減らすことが可能です。まず沸騰したお湯と同量の水を大き目のボウルに入れてよく混ぜ、温度計で50～55度に調整します。レタスの葉っぱを2～3枚ずつ入れて、20～30秒ボウルをゆすって洗います。レタスを取り出してしっかり水を切ります。特に氷を入れた冷水などに浸す必要はありません。適当な大きさに切って、そのままサラダとして安全に食べられます。（2020年現在）
文書名:「レタス」
著者・発行者: 北区東京
URL: https://www.city.kita.tokyo.jp/seikatsueisei/kenko/ese/shokuhin/shokuhin/documents/yasai31.pdf
著者・発行者: 株式会社サイバーエージェント
URL: https://ameblo.jp/socchidiary/entry-12576677102.html
