UIJターンを活用して農家になろう

1. UIJターンは生活しやすさ重視

いま注目されているUIJターンは、大都市圏内から地方に移住することです。東京などの大都市で生活すると、生活は便利ですが、生活面でのコストがかかり、待機児童といった子育ての環境や仕事の利便性が両立していない問題点があげられます。一方で、地方は大都市と比較すると物価が安く、生活費も抑えられ、地方自治体によっては住宅や子育てを支援する制度もあります。地方へ移住すると仕事をしながら子育てをしやすくなる上、生活コストも減らすことができます。UIJターンとは「Iターン」「Uターン」「Jターン」のことを指し、地方に移住するためにもさまざまなパターンがあります。Iターンとは、出身地が都市部ですが、地方を魅力に感じて移住して働くケースを言います。最近ではIターンのケースが多く、地方の活性化などで注目されているでしょう。Uターンは、もともと地方で生活していて大都市に移住し、再び地方に戻ることです。都会で身につけたスキルを持って地方に戻って、経験を歓迎してくれるケースが多いと言われています。Jターンは地方で生まれ、都会へ移り住み、再び地方近くの中規模都心で働くことです。利便性と自然が多い土地なので、仕事と子育ての両立に便利でしょう。

2. UIJターンで農家になろう

最近では、UIJターンで地方での農家を始める若い年齢層の人も少なくありません。特にIターンで農家になることを考えている方は、農地探しや人脈つくりに苦労する可能性もあります。しかし、新規就農支援制度など整っている地方自治体もあり、農家になるためのサポートを行ってくれるでしょう。支援制度を活用するためには事業計画書を作成する必要があり、計画書を元に、今後の農作物を考えていくという流れになります。実際に地方へ移り住んだ方の中には「子育てと仕事の両立がしやすい」など、地方での生活に満足しているそうです。仕事と子育ての両立を実現するためにも、地方で農家になるという生活も良いのではないでしょうか?

文書名:「農家になろう」
著者・発行者: NPOふるさと回帰支援センター
URL: https://www.furusato-web.jp/knowhow/uij-turn/
著者・発行者: 株式会社クリーク・アンド・リバー社
URL: https://www.creativevillage.ne.jp/21854