野菜を育てていると、病気や害虫に悩まされることがたびたびあります。ブロッコリーを栽培するときに発生しやすいトラブルはなんでしょうか?病気や害虫を予防する方法や、対処法はあるのでしょうか?美味しいブロッコリーを収穫したいなら、前もって起こりかねないトラブルに対する知識を深めておきましょう。
ブロッコリーにつきやすい害虫
アブラナ科のブロッコリーにはアオムシがつきやすいので注意が必要です。春植えの場合はモンシロチョウのアオムシがつきやすくなります。葉の表だけでなく、葉の裏や土の中にまで潜んでいるので気がついたら葉を全部食べられていた…ということになりかねません。幼虫をみつけ次第駆除しましょう。天然成分の安全なアオムシ用殺虫剤を使うこともできます。植えつけた後にすぐ防虫ネットをかけて予防しましょう。モンシロチョウはキク科の植物の香りを嫌うので、春菊などをコンパニオンプランツとして近くに植えることで産卵を防げます。
ニセダイコンアブラムシは体長2㎜くらいの小さな害虫ですが、モザイク病などのウイルスを媒介するので見つけたらすぐに駆除しましょう。チッ素肥料の量が多いとつきやすいので注意してください。木酢液や牛乳を散布するのも一つの方法ですが、やはり殺虫剤を使う方が効果的です。薬を散布したくなければ、粘着テープなどを使って根気よく取り除きましょう。
ブロッコリーがかかりやすい病気
定植してから50日くらいたち花蕾を形成する頃にかかりやすい病気です。葉や茎が徐々に軟化して黒くなり、やがては悪臭を放って腐敗します。雨などによる泥はねで土壌の菌が葉などに付着し、害虫が食べたところから侵入して感染します。薬剤が効きにくい病気なので、発生したらすぐに株を引き抜いて処分し、他の株に広がらないようにしましょう。梅雨など高温多湿の時期に発生しやすいので、菌が侵入する傷口を作る害虫を駆除したり、畝にマルチシートを張って泥はねを防いで予防しましょう。
文書名:「ブロッコリー」
著者・発行者: やまむファーム
URL: https://ymmfarm.com/cultivation/veg/broccoli
https://ymmfarm.com/cultivation/pest/cabbageworm
https://ymmfarm.com/cultivation/pest/aphid
著者・発行者: Guide Book
URL: https://yasaitosyokubutsubyoukitaisaku.com/gaityuutaisaku/burokkori.html
著者・発行者: BASFジャパン株式会社
URL: https://minorasu.basf.co.jp/80085