ブロッコリーの生産地は?

お弁当の彩りや料理のわき役として食卓に欠かすことのできないブロッコリー。日本に初めてブロッコリーが入ってきたのは明治時代ですが、家庭で気軽に食べられるようになったのは1970年代以降のことです。以前は、スーパーに並ぶのは輸入物が多い印象でしたが、1999年頃を境に輸入量が少しずつ減少して、年間を通じて国産のブロッコリーが店頭に並ぶようになりました。

ブロッコリーの生産地は?

国産が増えたとはいえ、まだまだブロッコリーの輸入量は多く、アメリカから毎年1万4,000トン以上が輸入されています。次いで多いのはメキシコ産、中国産、オーストリア産です。日本国内で最も収穫量が多いのは北海道です。生産量第二位の埼玉県の2倍ちかい量を生産しています。生産量上位から北海道、埼玉、愛知の順です。その年の気候などによって順番が変動することはありますが、2県1道が常にトップ3を占めています。

ブロッコリーは比較的栽培しやすい野菜のため、北海道から沖縄まで日本全国で生産しています。そのため、関東の市場には秋から冬にかけては埼玉県産が中心に出回り、夏は北海道や長野、冬は愛知が中心というように季節によって異なる産地のブロッコリーが店頭に並びます。意外に思うかもしれませんが、東京都内でもブロッコリーは栽培されています。立川市と練馬区がおもな産地です。

輸入と国産に違いはある?

輸入されたブロッコリーと国産ブロッコリーに違いがあるのか、過去にいくつかの研究機関で比較実験が行われました。栄養面においては、国産の方がビタミンCの含有量が多い傾向が見られました。輸入の場合は店頭に並ぶまで約20日かかるため、ビタミンCの量が減少してしまうようです。味についても違いがみられます。甘味成分のショ糖の量が国産品は多いという結果になりました。このように、味と栄養どちらにおいても店頭に並ぶまでの期間が短い国産の方に軍配が上がりました。購入する際はぜひ国産をおすすめします。

文書名:「ブロッコリー」
著者・発行者: 式会社パピレス
URL: https://inumimi.papy.co.jp/inmm/sc/kiji/1-1050325-84/
著者・発行者: Agriculture & Livestock Industries Corporation
URL: https://www.alic.go.jp/content/000128107.pdf
著者・発行者: YASAINAVI
URL: https://www.yasainavi.com/graph/category/ca=13
著者・発行者: Tachikawa City.
URL: https://www.city.tachikawa.lg.jp/sangyoshinko/sangyo/nogyo/tokusanhin/burokkori.html
著者・発行者: たんたんたぬ子の 気ままライフ
URL: https://tantan-life.com/broccoli-best-season/