レタス農家の仕事内容と魅力

レタス農家の仕事とは

レタス農家は収穫の時期になると毎朝収穫をしなければならないため、基本的に休みはありません。毎年6月から10月中旬頃までがレタスの主な収穫時期で、この頃は休みなしということになります。レタスはヨーロッパが原産地で、晩春から初夏の野菜となっているものの、日本では一年を通して手に入るようになっています。夏から秋は長野県や群馬県などの涼しい高原で栽培されています。一方、寒い冬の時期は香川県や九州といった温暖な地域で栽培しているため、一年中市場に出回っているというわけです。とはいえ、寒い時期は四国や九州といった暖かい地域でも朝晩を中心としてかなり冷え込むので、ビニールシートをかぶせて温かくして栽培しています。夏場に収穫を迎えるレタス農家の場合、真冬の1~2ヶ月間は休みになります。冬に収穫をする農家は真夏がお休みです。とはいえ、2ヶ月もの間ずっと休むと収入が無くなってしまうので、その期間は別の仕事をする兼業農家がたくさんあります。

レタス農家の魅力

レタスは高原野菜なので栽培できるところが限られてきます。そのため、野菜の中でも比較的収益が高いと言われています。レタス栽培で有名な長野県や群馬県は、レタス栽培に最適な高原があるので大産地となっています。長野県でレタスの産地として特に有名な川上村のレタス農家では、平均年収が数千万円にもなるところがあり、魅力を感じる人も多くいます。とはいえ、思い立ってすぐにレタス農家となれるわけではありません。農地の取得を始めとして様々な許可や認可が必要となりますから、まずは農家との人脈づくりをしましょう。最近では、室内で雑菌やほこりなどを徹底的に取り除き、クリーンな環境の下でレタスを栽培する「工場野菜」も注目されています。この施設では、生野菜に多く含まれるカリウムを摂れない腎臓病患者でも食べられるような「低カリウムレタス」といったものも作れるようになってきます。こうした点を考えると、レタス農家は将来性とポテンシャルのある職業ということが分かるでしょう。

文書名:「レタス」
著者・発行者: 給料BANK
URL: https://kyuryobank.com/nogyo/lettucefarmer.html
著者・発行者: 株式会社 カクイチ
URL: https://www.kaku-ichi.co.jp/media/human/talent-shortage/reasons-for-choosing-agriculture