耕種農業の仕事内容とは?施設野菜で上手に稼ごう

1.施設野菜の仕事内容とは?

施設野菜は、施設を利用して栽培する農業方法です。露地野菜ではうまく育てられなかった野菜や果物を育てることができ、1年中作物栽培することが可能でしょう。天候に左右されないということがメリットです。しかし、耕種農業の中でも、施設野菜は資金がかかると言われています。ビニールハウスや温室のおかげで天候に左右されにくく、1年を通して作物の栽培ができるため、収入は安定しています。しかし、ビニールハウスや温室の維持管理の費用が必要となるため、初期費用が高くなります。施設をつくるための材料費や毎月かかる光熱費なども考慮し、露地野菜ではできなかった費用を見込んでおくと良いでしょう。施設野菜の代表的な野菜は、キュウリやトマト、ピーマンなどのほかにもメロンやイチゴなど、高温を好む野菜や果物を栽培することが向いています。特別な施設を使って室温を調整し、露地栽培よりも早いタイミングの収穫を目的とした方法ですが、今では生産を安定させるために用いられることが多いです。

2.施設野菜の仕事におけるメリット

施設野菜の仕事は、作物の栽培手法を覚え培った知識を使って、独自の栽培方法を開発することもできます。独自の栽培方法を開発するためには、長く時間がかかりますが技術を磨くことができます。近年では自治体による新規就農を支援する取り組みも多いので、施設野菜の仕事からステップアップすることもできるでしょう。現在では作物の生育状態を収集したデータを活かしたIT技術が進んでいるため、高度な栽培技術を学ぶことができます。さまざまな業種から農家へ新規参入するケースも多く、今後さらに発展が期待できるでしょう。また、施設野菜は施設を上手に利用することで環境をコントロールできます。そのため、1年を通してさまざまな作物を安定して出荷することが可能です。市場に作物が少ないタイミングに収穫することもできるので、高価で取引できる可能性が高くなるでしょう。

文書名:「農家になろう」
著者・発行者: 株式会社Life Lab
URL: https://www.sangyo.net/contents/industry/greenhouse_cultivation.html
著者・発行者: アグリコネクト株式会社
URL: https://agripick.com/1933