1.農家になるには~新規就農で必要なものは?
農業の道に飛び込む場合、新規就農と雇用就農の2つの選択肢があります。法人として農業を手掛けている会社で働くのが雇用就農で、新規就農の方は、皆さんが一般的にイメージする農家になるイメージです。自前、もしくは借りた土地で、自分が育てたいと思うものを育てられる、これが新規就農の魅力だと思います。一国一城の主なんて表現もできますが、個人的には新規就農の方に憧れを持って、農業の世界に飛び込みました。そのため、新規就農を考えている人を応援したい気持ちはありますが、現実はなかなか厳しいものです。
まず、新規就農のために必要なものは、土地、育てる作物の種苗、作物を育てるための農機具や施設が代表的なところです。それに加えて、新規就農で農家になるにはまとまったお金も必要で、利益が皆無どころか、損失を出したとしても3年くらいは暮らせるくらいのお金を用意するのが理想です。雇用就農で経験を積んだとしても、独立してすぐ順調に行くとは限りませんので、いきなり新規就農で農業の世界に飛び込むなら、収支がトントンでも上出来でしょう。しばらくはまともに利益が出ない可能性が高いため、仮に利益が出なくても暮らしていけるだけのお金は欠かせません。単純に先立つものがなくて苦労することが多いので、いきなりの新規就農にはかなりの覚悟が求められます。
2.新規就農と学び
言葉にすると簡単ですが、土地や道具さえあれば、最低限の農業の形は整えられるのです。しかし、家庭菜園で野菜を作るのとは比べられないほど知識が求められますし、技術も必要です。そのため、新規就農を目指すのであればまず勉強が必要で、農業高校や農業大学などで学んでから農業を始める方がよいでしょう。一般的な高校、大学に通っているけれども農業に興味を持ったという場合、経済的な問題などの理由で、改めて学校で学ぶのはなかなか難しいかと思います。全国新規就農相談センターの農業インターンシップ制度など、実際に農業を体験できる制度をうまく使い、経験を積んで新規就農を目指してください。
文書名:「 農家になろう」
著者・発行者: 株式会社Life Lab
URL: https://www.sangyo.net/contents/myagri/new-farmer.html
著者・発行者: 株式会社マイナビ
URL: https://agri.mynavi.jp/2020_02_26_109497/
著者・発行者: 一般社団法人ソーラーシェアリング協会
URL: https://solar-sharing.org/nouka
著者・発行者: 一般社団法人 日本能率協会
URL: https://www.jma.or.jp/kagayaku-nj/news/feature/article002.html