耕種農業の仕事内容とは?畑作でキャリアアップを目指そう

1. 耕種農業の畑作を仕事内容とは?

農業の仕事にはさまざまな種類がありますが、中でも耕種農業は稲作や穀物、野菜、果実、花など幅広い作物を栽培する農業です。農作物を畑で栽培することを「畑作」と呼びますが、主に農業機械を使って畑を耕します。畑作では、栽培する作物に合わせて畑の形状や土壌の調整を行いますが、毎年同じ作物を作り続けると連鎖障害が起きるケースがあります。そのため、一定期間に数種類の作物を決まった順序で栽培を行う「輪作」が実施される場合もあるでしょう。輪作の他にも、異なる作物を一定期間のみ同時に栽培することや異なる作物を同じ時期に同時栽培する技術など、さまざまな方法で栽培されています。畑作を行う際は、長期的な視野で畑の調整が必要になってくるでしょう。畑作で生産する事例として、主に麦類やトウモロコシなどの雑穀も栽培されます。豆類や芋類は素材の出荷だけでなく、加工品用の材料としても提供されることが多いでしょう。加工品用は出荷後、食品メーカーに卸されることが多いです。

2.畑作の仕事の流れ

畑作の仕事は、まず畑の整備から始まります。栽培する作物に合わせた土を作るために畑の整備は重要な業務です。農業機械を使って畑を耕し、土壌に栄養を与えるため肥料を与え、場合によっては撒き水はけを良くするために畝を整えることもあるでしょう。その後、麦栽培では「麦踏み」と呼ばれる作業を行います。麦踏みとは、冬の霜柱で麦が浮き上がるのを防ぐために、麦へストレスをかけることです。麦踏みを行うことで、根が抜けなくなるので、強い麦ができるでしょう。現在では機械で効率的に行われますが、昔は人力で行なっていたため、時間がかかる作業でした。収穫作業は全て、「コンバイン」や「ハーベスター」などの農業機械で行われています。農業機械が主流になり、収穫後はサイズ別に選定ができるようになったことで、効率的な作業が可能になりました。畑作は栽培技術や農業技術を身につけることができる職種なので、キャリアアップを考えている方におすすめの仕事でしょう。

文書名:「農家になろう」
著者・発行者: 株式会社Life Lab
URL: https://www.sangyo.net/contents/industry/field_crop_cultivation.html
著者・発行者: アグリコネクト株式会社
URL: https://agripick.com/4005